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年齢も性別も関係のない生命保険

Q:今回、信用保証協会付融資を

受ける事になりました。

その際、銀行から団体信用生命保険の
案内を貰い、入った方が良いですよと
説明を受けました。

しかも団体信用生命保険は、
借入期間に応じて保険料が決まるだけで
年齢も性別も保険料には関係がないので
トクだと言われました。

既に生命保険には加入しているので、
団体信用生命保険は不要の様に思いますが、

どうなのでしょうか?

 

A:トクな場合と損な場合があります。

保証協会の債務保証付融資を受ける場合には、団体信用生命保険という制度を活用する事が出来ます。この団体信用生命保険は、経営者に万が一の事があった場合に保険金が支払われて、借入金が相殺されます。

この団体信用生命保険は、銀行員の案内通り年齢と性別に関係なく借入期間と返済期間で保険料が決まります。そのために経営者の方の年齢・性別によっては非常に安い保険料で保険に入る事が出来るのでおトクな場合があります。

ただそもそも掛け捨ての保険料が安い若年層の経営者であれば、団体信用生命よりも一般の生命保険の方が安いケースもありますので、一概に団体信用生命保険がトクだとは限りません。

ですので、団体信用生命保険の適用につきましては、一般の生命保険と比較をしてどちらがトクになるのか?を比較される事をオススメします。

なお団体信用生命保険をご利用される際の注意点をご説明しておきます。

・ 法人での融資の場合、団体信用生命保険の保険金は法人に支払われます。この場合、借入金の相殺は出来ますが、法人で保険金受取時に発生する特別利益に対する課税により発生する法人税等については保障がされませんので、別途民間の生命保険を活用する必要があります。

※個人事業での借入の場合には、保険金に対する課税はありません。

・ 保証協会の債務保証付融資を受けている場合、途中での団体信用生命保険を付ける事は出来ません。融資実行時に申込をする必要があります。ただし、途中で借換保証制度を活用した借換融資で保証協会の債務保証付融資を受ける場合には団体信用生命保険を付ける事が出来ます。

・ 健康状態によっては団体信用生命保険制度に加入出来ない場合があります。さらに団体信用生命保険制度に加入出来る上限は1億円になります。

メリットのある制度ではありますが、借入をされる方全員にメリットがあるとは限りません。さらに法人での融資については、保険金に対する法人税課税分を考慮しなければなりませんので、保証協会付融資を受けられる場合には、必ずプロの保険代理店にご相談下さいませ。

弊社でも無料でご相談を承っております。ご相談はメールかお電話で承りますので、下記連絡先までお気軽にご相談下さい!

 

 

銀行格付けを変える具体策

Q: 銀行に融資の申し込みをすると
常に保証協会付き融資での融資となり、
保証料を余分に取られます。

銀行はどうやって
保証協会付融資かプロパー融資かを
決めているのでしょうか?

融資先の格付けがあると
聞いた事もあるのですが
どのようなものなのでしょうか?


A:銀行の格付けは「自己査定」と言われています。

平成10年以降に導入された制度ですが、自己査定とは銀行が保有する債権(融資)等を査定し、融資先の企業内容に応じて必要な引当金を計上する必要があります。この融資先の企業内容を区分に分けてランク付けを行っていることを、一般的には「銀行の格付け」と呼ばれています。

この区分は「正常債権先」「要注意先」「要管理先」「破綻懸念先」「実質破綻先・破綻先」に区分がされます。「正常債権先」であっても細かく6つの区分がされており、「正常債権先」であっても下位に格付けされると銀行はプロパー融資ではなくて保証協会付融資を言ってくる可能性が高くなります。

プロパー融資ではなく保証協会付融資になるのは、この格付けが低い事が原因であると思われます。ではこの格付けはどのように決まるのでしょうか?

金融庁が出している「金融検査マニュアル」で詳細に決められています。

詳細は割愛しますが、決算内容から算出する「定量分析」と企業の業況や経営者の資質等による「定性分析」の2つに分けられます。判断の比率は銀行・信用金庫・信用組合によってそれぞれ違いますが、圧倒的に「定量分析」の比率が高いと思って頂いて良いでしょう。

なおこの「定量分析」の項目は以下の通りです。

・ 自己資本比率

・ ギアリング比率

・ 固定長期適合率

・ 流動比率

・ 売上高経常利益率

・ 総資本経常利益率

・ 当期利益の推移

・ 経常利益増加率

・ 自己資本額

・ 売上高

・ 債務償還年数

・ インタレストカバレッジレシオ

・ 償却前営業利益

以上の15項目で細かく点数化が決められています。

ご質問の方の様に保証協会付融資からプロパー融資にするには、この「格付け」を上げる必要があります。「格付け」を上げるためには一言で言えば、「売上をしっかりと伸ばし利益を出して納税する」ことが一番の手法であると言えます。

ですので、銀行格付けは一朝一夕で上がるものではありませんし、決算書を多少触るような小手先で変わるものではありません。

銀行格付けのチェックは、「中小企業の健康診断」とも言われています。ご興味のある方は一度、チェックをされませんか?決算書等の資料を頂ければ無料でチェックをいたしますので、ご希望される方は一度弊社までご連絡下さい。

 

 

※この記事は過去にメルマガで配信した内容です。 法改正等により、現状とは異なっている部分がある可能性がありますことをご了承ください。

2014年9月22日(Vol.41)、2015年1月15日(Vol.67)