おじいちゃんが散歩

最近、高齢者問題が顕在化してきましたね。
毎月のように高齢者の運転する車の事故のニュースを見ます。
少し前までは、高齢者は被害者でしたが最近は加害者側になるケースも増えてきました。

また、認知症の老人が増えてきており、その人たちが徘徊してしまうことも社会問題となってきています。
そして『終活』という言葉も定着してきました。

団塊の世代が後期高齢世代となり、そろそろ身体に自信がなくなってきたようですね。
病院に通い、薬に頼る人たちも増えてきました。
社会保障の今後が心配されていますが、今回はその人たちに待ち受ける相続について書いてみたいと思います。

最近身近に起こった相続トラブル

ケース1

仲良く母親名義の家に母親と暮らしていた長男家族。
その母親が亡くなると近くに嫁いでいた姉が相続財産の配分について文句を言いだしました。
母親は、それを危惧していたため遺言を書いていました。
しかし、姉は分配が少ない、遺留分(*)を現金で寄こせと。
姉は、若い頃から海外留学や海外旅行、そのための小遣いなどをもらっておりました。
相続に関してもそれなりの不動産も相続しています。
にもかかわらず、遺産分割協議書に押印しない。
その結果、姉弟争いが勃発しました。

*遺留分:
相続人に最低限度確保された割合の額のことをいいます。
兄弟の人数によって割合が変わりますが、上記ケースの場合は相続人が姉弟の二人ですので、1/2×1/2=1/4の割合となります。

ケース2

父が亡くなりました。
さて、不動産の登記の変更をしようと司法書士に依頼しました。
亡くなった父の息子に兄弟はいないので、スムーズに終わると思っていました。
ところが、司法書士から連絡が。『これ、無理です。』
この家は、頭金を父親が払い、残りは息子がローン返済をしていました。
持分はその割合になっていました。
そこが問題。
息子本人のかすかな記憶が思い出されました・・・
40年以上前に父に別れた前妻がおり、その前妻に息子がいたのでありました。
その人は60歳を超えているとのこと。

ケース3

両親は早くに離婚。
残された息子は父方に育てられましたが父は早くに亡くなりました。
そして、息子には別居の母親がいました。
その母親が病気との連絡が母方の姪からありました。
何十年ぶりに会う母親。
その折は遠い記憶を懐かしむが病気が急変しました。
その後、快方に向かいましたが認知模様。
そこで、母方の姪は母親の財産保全にと、成年後見人を自分がやるといいだしました。
母親の財産が父方に移るのを避けたいのだろうと姪が思ったのでありましたが、後見人になることはできませんでした。
息子にとっては好都合な状況が到来したようです。

相続と生命保険

上記ケース1~3までで取り上げましたように、相続が発生すると大抵の場合、相続人同士で揉めます。(いわゆる「争族」) 財産が多かろうと少なかろうと揉めるケースが多々あります。
それは相続人が過去に育ってきた環境や現在の経済状況によるものでしょう。

この相続争いを避けるために使えるものが生命保険です。
生命保険を使うことで、子どもの過去の不平等を、相続発生時に親の意思で一気に清算することも可能です。
逆に保険金を誰か一人に集中させることも可能です。
その理由は、この場合に受け取ることのできる保険金は、その受取人固有の財産であると見なされるからです。

相続争いが起こってしまえば、取り返しがつきません。
骨肉の争いはもう元には戻せません。
親世代がきちんと責任を持って対策をするべきでしょうね。

これまで受取人について書いてきましたが、この保険契約の保険料は誰が払うのでしょうか?

父親が払う?
母親が払う?
受取人である子が払う?
親が会社経営者であれば会社が払う?

色々なパターンが考えられます。

特に、会社経営者にとって相続対策を会社のお金、それも会社の経費で個人の相続対策を考えてみませんか?
効果は絶大ですよ!