悪ふざけの画像
ここ数年で、アルバイトが
フェイスブックやツイッターに
悪ふざけの投稿をして
問題になっているケースをよく聞きます。

当社でも学生アルバイトや
若手社員が多くいますので
同じことが起きないかどうか不安です。

悪ふざけ画像を投稿させないために
何をすれば良いでしょうか?教えてください。

 

A:社員やアルバイトに対してSNS利用に関するルールを明確にしておく必要があります。

学生アルバイトが、自店の中で悪ふざけをした写真をフェイスブックやツイッターなどに投稿をして炎上し、それがきっかけで閉店や倒産に追い込まれた事例も多くあります。そのために経営者として社員やアルバイトに対して、SNSの利用をどう制限させるか?は頭の痛い問題の一つになっています。

実際に下記のような事例があります。

<破産に追い込まれた事例>

そば屋で働くアルバイトの男子大学生が、洗浄機に横たわったり、顔を突っ込んだりした画像をSNSに投稿。さらには流し台に足をかけたり、胸をはだけ、店の茶碗をブラジャーのように胸に当てたりした画像などを投稿。これが炎上し、店へクレームの電話が殺到し、そば屋は閉店に追い込まれて、その後に破産へ至る。

<悪ふざけで業績悪化>

某牛丼チェーンで、アルバイトの女子高生が自らのわいせつ画像を店内で撮影、ツイッターに繰り返し投稿していたことが発覚。「不衛生だ」という事で、このチェーン店の管理体制が問題視され、来店者が減少し業績が悪化した。

これら以外にも問題となっているケースは非常に多く、若手社員や学生アルバイトに対してどのように指導・管理を行うかは、大きな問題となっています。

具体的な対策としては、若手社員や学生アルバイトに対して「なぜダメなのか?」を明確にわかりやすい言葉で説明をしつつ、「ダメな行為」を会社として明確な基準として規定化する必要があります。同時に採用時に交わす労働契約書にSNS利用に関する禁止事項を書いておくことも必要です。

<規定例>

〇 掲示板、ツイッター、フェイスブック又はブログその他の方法により、インターネット等に以下の情報の書込みや画像等の掲載をしない。

・会社(店)の名称等、会社(店)で勤務していることを窺わせる一切の内容

・会社(店)の施設、書類、勤務中の社員(アルバイト)及び他の社員(アルバイト)

・会社(店)の業務内容

・会社(店)の取引先、顧客に関する情報

〇 会社(店)が不適切な記載と判断した事項については、直ちに削除、修正の手続きを行う。

〇 勤務時間中は職務専念義務を負っていることを自覚し、インターネットへの個人的な書込みや閲覧は短時間でも行わない。

社員やアルバイトに対して、上記のように具体的かつ分かり易いことばで禁止事項を説明し、同時に「なぜダメなのか?」を説明して認識させた上で、雇用する流れが必要です。さらに入社後も、周囲の社員が若手社員やアルバイトに関心を持って見守ることも必要です。

実際にインターネット上で書き込みが出来るツールが非常に多くなっていますので、こういった取り組みを徹底することで、社員やアルバイトが暴走することを防ぐことが可能になります。これらのことは飲食店や学生アルバイトを採用する会社だけが対象になるわけではありません。

なおすべての企業において、社員のSNS利用について注意を払う必要があります。事故が起きる前に、社員・アルバイトへの説明とルールの明文化・積極的なコミュニケーションが必要です。

 

※この記事は過去にメルマガで配信した内容です。
法改正等により、現状とは異なっている部分がある可能性がありますことをご了承ください。
2016年3月24日(Vol.179)